新型コロナで各国の出入国が制限されていますね…。セブ島も同様に入国後14日間の隔離があるため、実質他国からの入国は出来ない状況が続いています。(2020年6月12日現在)
セブ島スタッフは現在日本に一時帰国しており、日本にてお客様のご案内をさせていただいております。少しずつお問合せを頂いていますが、いつ制限が解除されるか分からないため明確な日にちはお知らせできない状況です
セブ島で挙式や前撮りを予定されている方に向けて、セブ島の最新情報をお伝えしている記事がありますので、「こちら」をご確認下さい。
さて、セブ島スタッフが日本にいる間何をしているのかというと、ウェブナイトの改善に加え、“日本でしか体験できないことを体験して、セブに持ち帰る”ということを意識して行動してきました。
その一つが、“日本のホテル、サービスを知る”ということ。緊急事態宣言が解除されたものの、自粛生活が続く中なので行動も制限はされましたが、日本のホテルにお邪魔し、上質なサービスを学んできました!今回はその第一弾となったホテル“帝国ホテル”をご紹介します。
実は今回、「日本にいる間に上質なホテルのサービスを学んだ方が良い」というお話をしてくださったのは弊社の筒井社長です。日本のホテルを見るというのも、セブ島現地の挙式スタッフとしては“今しかできないこと”なのです。そして社長からは「上から学んだ方が良い」というアドバイスも頂きました。様々なホテルを見て比較していく中で、リーズナブルなホテルから高級ホテルへと移っていくと、全てが良く見えてしまうという事です。サービスだけでなく施設やお料理に関しても、上質なものから学んでいくことによって違いが比較しやすい、という考えですね。いい方は少し悪くなるかもしれませんが、各ホテルの良くないところや改善した方が良い点に気づきやすくなるはずです。
残念ながらセブ島ではホテルスタッフのサービスに満足できない場合もあります。南国ならではの陽気さや緩さのせいでしょうか…。ただ、私たち日本人の現地スタッフが気づけていない改善点もあるはずです。ホテルスタッフ全員に私たちが学んだことを伝えることは難しいですが、挙式やパーティーに関わるスタッフには改善点を伝え、カノンとしてより良いサービスの提供へつなげていきたいと考えています。
上記を踏まえ、一番最初のホテルとして訪れたのが“帝国ホテル”。1980年(明治23年)から現在まで約120年の時を超えて東京・日比谷の地に建ち続ける、言わずと知れた老舗ホテルです。ハリウッド女優のマリリン・モンローやチャーリー・チャップリン、ヘレン・ケラーなど歴史に名を残す著名人が滞在されました。
ウェディングスタイルは多様化し、神前式や教会式、さらに日本国内だけでなく海外ウェディングも今では浸透しています。もちろんカノンセブが提供しているセブ島挙式もその一つです。セブ島での挙式は基本的にご宿泊ホテルの敷地内で行われ、その中でチャペルだったり、ガーデンだったりと別れていくので、大きくまとめると“ホテルウェディング”が主流です。
そしてそのホテルウェディングが日本で初めて登場したのが“帝国ホテル”と言われています。関東大震災で多くの神社が消失したことで、当時の挙式と披露宴が組み合わさったような結婚式のスタイルが生まれ、それを起源として現在のホテルウェディングが普及していきました。
(参照:帝国ホテルHP https://www.imperialhotel.co.jp/j/brand_story/index.html)
フランス料理や中国料理など様々な国・地域の料理が楽しめるレストランがある中で、今回は日本料理の“なだ万”に行ってきました!旬の素材を用いた四季折々のお料理が提供されます。
お店に入ると着物を着たスタッフの方が出迎えてくれて、前を通るときは必ず挨拶をしてくれました。これはこのお店に限らずホテル全体で言えることですが、小さなことでも気持ちが良いですよね。
店内ではソーシャル・ディスタンスを保てるよう席は少し離してあり、出来るだけ人の正面に座らないよう配置されていました。
いくつかあるランチメニューの中から選んだのは“和牛網焼膳”。ランチでこの価格とはさすがとしか言いようがありません…。ただ、出てきたお料理はどれも美味しく、価格にも納得の内容でした。
最初に出てくるのは先付(さきづけ)日本料理屋で言うお通しです。白胡麻豆腐やほうれん草のおひたし、海老のお寿司などが出てきました。味はどれもうす味という印象ですが、物足りないというわけではなく、丁度良い上品な味付けでした。
次はサラダ。レタスや大根、海藻などベーシックな素材に加えてナッツが入っており、触感が変わります。ドレッシングは胡麻ドレッシングでした。
そしてついにメインの和牛の網焼きです。お肉は非常に柔らかく、口に入れた瞬間にお肉のいい香りが…!お米は信州五郎兵衛米を使用していると説明がありました。一口一口を味わうためについついゆっくりと食べ進めてしまいます。女性2人で行ったので男性だとどうなのか分かりませんが、本当に満腹になりました。お米はお釜の中からそれぞれによそってくださるのですが、私たちは食べきれなかったので、男性だとそれを食べきれば量的にも大満足なのではないでしょうか。
スタッフの皆さんが丁寧で所作が美しいだけでなく、それに合わせてお客様も自然と上品な振る舞いになっているような気がします。私自身も今回気を付けましたが、身だしなみにはスタッフ同様お客様も気を付けていらっしゃいました。
入ってすぐのラウンジには多くの人がいましたが、スーツやフォーマルな服を着たお仕事の話をしている方が見受けられ、お仕事でも安心して使用できるのだろうなと思います。
また、料理を提供する際に少し説明を加えるだけで、より特別感が感じられ気持ち的な満足感がこんなにも高まるのだなと実感しました。
(ただ、気になった点が少し…。席に案内された際にコロナ対策用に椅子を離さなければいけなかったのに、準備が出来ておらずそのことで案内してくれたスタッフさんが隅の方で注意を受けているようでした。案内に少し間違いがあったのは全く気にならないのですが、見えるところで注意されるといたたまれない気持ちになってしまいます…。ワインボトルの開け方やサーブするタイミングなども少し「ん??これでいいんだっけ?」と思う点がありました。あとこれは個人の好みかと思いますが、赤だしのお味噌汁がかなり濃く感じ、残してしまいました。まだまだ勉強中なので、こんな本音も温かく見守って頂けたら嬉しいです)
第一回目のホテル・サービス勉強会、これを基準にまたほかのホテルも見て、レポートしていきたいと思います。そして知識を持ち帰り、セブ島にいらっしゃった挙式・パーティーをされるお客様にもっと満足して頂けるよう頑張ります!
また次回も良かったら読んでくださいね!